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第53回秋季定例茶会
2009年10月11日靖国神社にて第53回秋季定例茶会を開催いたしました。
当日は晴天に恵まれOBOGの方や他大の方など160名以上のお客様を迎えることができました。
お越しいただきましたお客様にはこの場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
また当日は様々なところで先生にご指導・ご協力いただきました。
宗繁先生、宗智先生ありがとうございました。
今年は行雲亭にて吉野棚濃茶席、洗心亭にて藁灰中置濃茶席、山雲棚薄茶席の3席をかけました。
中置濃茶席では名残の時期ですので、藁灰をさせていただきました。
また本来藁灰にはやつれ風炉を用いるとのことでしたが、当会はあいにく所有しておらず今回は紅鉢を代わりしました。
藁灰作り
茶会に向け九州より稲を取り寄せ、先生にご指導いただきながら藁灰を作りました。
稲を選別し、長さを切りそろえた上塩水につけ焙烙(ほうろく)にて蒸し焼きにすることで藁灰を作りました。
普段の稽古では想像もできない貴重な体験でした。
茶会当日の様子はできるだけ早く更新いたします。
2009年度合宿
2009年8月19日から25日まで合宿を群馬県片品村にて合宿を行いました。
1年生や2年生にとっては宗繁先生、宗智先生より直接ご指導いただける機会で、みな真剣に指導を受けていました。
また点前のご指導だけではなく茶会や、茶事、七事式等の際にも
様々なご指導を賜りましたことをこの場をお借りして御礼申し上げます。
点前稽古
1枚目は全体で袱紗捌きを宗繁先生にご指導いただいているところです。
3枚目は宗智先生に朝茶会の練習を見ていただいているところです。
朝茶会
1年生が亭主半東を務める初めての茶会です。またお運びや水屋も初体験で、皆緊張しながらも精一杯がんばっていました。
また盛夏のお茶会でしたので、葉蓋点前を行いました。
1枚目は第一席の半東が床の説明をしている場面です。
3枚目は第二席の亭主がこれから席にはいるところです。
七事式
今年は先生のご協力の下、七事式旦座をOBの皆様や学生の前で行わせていただきました。
1枚目は三によります、炭手前です。やや風炉が小振りなので大変そうでした。
2枚目は一が香を取り出し、香炉に置くところです。先生よりいただいたお香の大変心地良い香りが部屋に広がりました。
3枚目は亭主、半東(月と花)が濃茶、薄茶を終え、主客総礼の場面です。
朝茶事
今年は名水点て、洗い茶巾にて熱さを少しでも忘れていただき楽しんでいただけるようにいたしました。
そのため前日の3時頃私どもの委員長が近くの名水まで水をくみに行きました。
1段目1枚目、先生より釣瓶の水指をお借りし、しめ縄を教えていただきながらかけました。
2段目1枚目、部員で手作りした干菓子です。白い魚の干菓子が何とも夏らしいです。 2段目2枚目、盛夏でございますので洗い茶巾によります薄茶点前でした。
正午茶事
正午の茶事では亭主半東ともに2年生が担当しました。非常に一生懸命に務め大変いい席となりました。
懐石料理は1枚目より、向付−鮎の風干し、煮物椀−ハモくず衣、和え物−刺身こんにゃくのずんだ和え、八寸−鯉の洗い、湯葉。
2段目2枚目は半東が三献を差し上げているところです。3枚目は亭主が拝見物を清めているところです。
その他
1枚目はお菓子作りの様子、3枚目は合宿地を流れる片品川です。
2009年度茶事ゼミ
2009年6月21日に大学にて茶事ゼミを行いました。
茶事ゼミとは茶事に関する流れや知識の勉強会で、今年は空懐石と続き薄茶点前を行う本格的な物となりました。
新入生は新歓茶事での流れを改めて勉強しているようでした。
今後の合宿に向けて全員が真剣に説明に聞き入っていました。
2009年度新歓茶事(初風炉茶事)
2009年5月3日に神保町会館にて新歓茶事を行いました。 新歓茶事は4月からの新歓活動の締めくくりとして、また初風炉の茶事として行われます。
今回は新しく入会していただいた方を中心に総勢18名をお客に迎え、懐石・炭手前・続き薄茶点前による茶事を行いました。
この時期は季節の狭間で道具や、先生にご用意いただくお花の取りそろえが難しく、
またお客も初心者が中心ということもありなかなか大変な茶事でもあります。(^^;
新歓茶事では亭主(お茶を点て、おもてなしする人)と半東(亭主のサポート役)を新2年生が担当します。
なれない風炉や棚の点前に加え、初めてやる炭手前も含めとても大変な役割でしたが、見事立派にその役を果たしておりました。
1段目3枚目は今茶事の煮物椀の飛龍頭(ひりゅうずと読みます)です。ゆり根や穴子の白焼き等を用いて作りました。
2段目2枚目は炭手前の様子です。2年生は初めての風炉で、初めての炭手前となるのでかなり大変だったと思います。
2009年送別茶事
2009年3月8日に秋葉原万世橋会館にて今までお世話になった先輩方や、一年間教え導いていただいた師範、智子先生への感謝を込めて茶事を行いました。
卒業生6名と師範、智子先生にOB・OGをお客様にお迎えし、在学生が亭主・半東・水屋・厨房を担当しました。
汁椀は、海老芋の亀甲切りに三つ葉の蝶々結びをあしらいました。
向付は、桜鯛の昆布じめ、莫大海の寒天寄せ、菜の花を盛りつけました。
また今回、向付の器には卒業生の「船出」を祝い師範より船形の器をお借りして用いました。
今回、飯器にはを変え、筍ご飯にしました。
筍は皮付きのものを買い、米のとぎ汁であくを抜き食べやすい大きさに切りそろえたものをあえました。
最後に形のよい木の芽をそえて…
強い肴は鱒の焼き物に桜をそえて…
なかなか備長炭の火力がでずに大変でした。
蕪と鳥丸とほうれん草の炊き合わせです。
2009年初釜
2009年1月8日万世橋会館において初釜の茶事を執り行いました。
師範、智子先生のご指導下新年をみなで祝う気持ちを持って主客、水屋、厨房が協力し何とか無事成功裏に終了いたしました。
今年の初釜のテーマは初夢で、それにちなんで八寸をくわいにしたり、主菓子を花びら餅にしたり、 数茶碗に富士があしらってあるものを使い、いかにも初釜らしい装いとなりました。
今回は師範にお茶碗をお借りし、お濃茶を点てていただきました。ありがとうございました。
格式を出すために初釜では長板を用いました。
普段はあまり行わない長板での点前に苦戦しつつもなんとか続き薄の点前をさせていただきました。
主菓子の花びら餅です。
こちらは宮中でのおせち料理として扱われていたということを教えていただきました。
牛皮の上品で柔らかい口当たりと甘煮のごぼうのもつ食感の妙がなんともいえませんでした。
左は薄茶席での茶花(結び柳と椿)です。また師範に銅鑼の打ちかたを教えていただきました。